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妊娠前のタバコや飲酒、いつまでOK?わかっていてもやめられないあなたへ

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妊娠前のタバコや飲酒、いつまでOK?わかっていてもやめられないあなたへ

「赤ちゃんによくないからお酒もタバコもやめましょう」と言われても、妊娠中はストレスもたまるし、やめられるかどうか不安ですよね。

しかも妊娠ってすぐに気づけるものではありません。

生理が来なくて「あれ?おかしいな」と思うころにはもう赤ちゃんはお腹の中で育っています。

その時までに飲んだお酒や吸ってしまったタバコは、大丈夫なのでしょうか。

今回はお酒やタバコが赤ちゃんに与える影響と、「このぐらいなら大丈夫」という量が果たしてあるのかどうか、見ていきましょう。

お酒がダメな理由は「胎児性アルコール症候群」

お酒がダメな理由は「胎児性アルコール症候群」

妊娠中の母親の飲酒は、赤ちゃんに次のような影響を与える可能性があります。

・低体重などの栄養障害

・顔の奇形

・脳障害

・発達障害

・うつ病などの精神科的問題

母親の飲酒によるこれらの症状を「胎児性アルコール症候群」と呼び、治療する方法はありません。

母親がアルコール中毒の場合によく見られますが、少しの飲酒で影響が出たという報告もあり、「このくらいのお酒なら大丈夫」という基準がない状態です。

予防する唯一の方法は、妊娠期間を通してお酒を飲まないことです。

授乳が終わるまでお酒は飲まない方がいい

お酒を特にやめた方がいい時期は、赤ちゃんの体の基本的な部分が作られる妊娠3週~6週ごろです。

この時期は妊娠に気づかない人も多いので、理想は妊娠前からお酒やタバコを控えることです。

また赤ちゃんの脳の発達は妊娠初期だけでなく、生まれるまでずっと続きます。

では赤ちゃんが生まれたあとはどうかというと、母乳は血液から作られるため、お酒を飲んで数時間はアルコールが母乳に入ってしまいます。

つまりお酒を控えたほうがいい時期は、妊娠初期~授乳が終わるまで、という長い期間になります。

そうはいってもお酒を飲むことがストレス解消になっている人や、仕事で飲む機会が多い人もいるでしょう。

年末などイベントごとが重なる時期もありますよね。

できるならお酒はやめた方がいいのですが、もし飲むなら、気をつけるべき飲み方についてもご説明します。

お酒はゆっくり、少しだけ飲む

お酒が強い人によくあるのが「1回でたくさんの量を早く飲む」ことです。

このような飲み方は体に悪く、血中アルコール濃度を簡単に上げてしまいます。

あなたは次のような飲み方、していませんか?

・お腹が空いている時に飲む

・早いペースで飲む

・たくさん飲む


・強いお酒を飲む

体のためにも「ゆっくり、少量を飲む」ようにしてください。

もしあなたがお酒が強くて二日酔いしない体質であっても、赤ちゃんにアルコールの影響がないとは限りません。

お酒と妊娠の関係はまだ謎が多く、たくさん飲むのに健康な赤ちゃんを産む人もいれば、少量のお酒でも影響が出てしまう人もいます。

また、一人目の妊娠の時に大丈夫だったからといって、二人目も大丈夫とは言えません。

残念ながら「妊娠中の安全な適量」は存在しないのです。

毎日お酒を飲む習慣がある人は、週1~2日に減らし、飲む量も1~2杯に抑えておきましょう。

すぐに減らすのは無理かもしれませんが、いつ妊娠してもいいように飲み会の数を減らしたり、家にお酒を置かないなど工夫してみてください。

タバコがダメな理由は流産と出生後の障害

タバコがダメな理由は流産と出生後の障害

タバコはまず、妊活中の女性の妊娠率を下げます。

男性の喫煙も精子の減少を引き起こすので、妊活中は夫婦で禁煙することが理想です。

また自分が吸わなくても家や職場でほかの人のタバコの煙を吸うと、受動喫煙となり多くの有害物質をとりこんでしまいます。

タバコの煙には4000種類以上の化学物質が含まれており、そのうちの200種類以上が人体に有害な物質です。

妊娠中に母親が吸った煙の成分は血液や胎盤を通じて赤ちゃんに送り込まれ、酸素不足や栄養不足を引き起こします。

どれだけ食生活に気をつけてお酒を控えていも、タバコはそれを超える悪い影響を与えてしまうのです。

妊娠中に赤ちゃんがタバコの有害物質を受けとるとどんなことが起こるか、主な例をあげてみます。

・死産、流産のリスクが増える

・赤ちゃんに栄養が行きにくいため低体重で生まれたり、脳や心臓などに障害が起こる

・母子ともに命の危険をともなう、出産時の大量出血の原因を作る


・赤ちゃんが突然死んでしまう「乳幼児突然死症候群」を引き起こす

もし目の前に赤ちゃんがいたら、そこでタバコを吸おうとする人はいないはずです。

ましてや小さな子供がタバコを吸おうとしたら、あわてて止めるでしょう。

お腹の赤ちゃんが健康に育つ栄養源は母親の体です。

まだ目の前に出てきてはいないけれど、母親が取り込んだものを素直に受け取ってすくすく育ちます。

赤ちゃんにはできるだけいいものをあげたいですよね。

特に体の大切な部分ができるのは妊娠3週~6週ごろ。

まだ妊娠していることに気づきにくい時期です。

これから妊娠する可能性がある人は、いつか来る完全禁煙に向けて、今から準備していきましょう。

甘くみてはいけない、受動喫煙

厚生労働省が調査した「タバコを吸わない人が、他人の煙を吸う機会の多い場所」ランキングがあります。

1位:飲食店 (41.4%)

2位:遊技場 (33.4%)

3位:職場 ・路上 (30.9%)

(参照元:厚生労働省「平成27年 国民健康・栄養調査の結果」

自分が吸わなくても他人の吸ったタバコの煙で有害物質を取り込んでしまうことを「受動喫煙」といいます。

最近は飲食店の分煙化も進んできてはいますが、それでもカフェや居酒屋でとなりの席からタバコの煙がただよってくることも多いのではないでしょうか。

自分がタバコを吸わない人は、店で後から来た人がタバコを吸い出してやっと「喫煙OKなんだ」と気づくこともあるでしょう。

家族や仕事の相手が日常的にタバコを吸っていると、煙から逃げられないこともあります。

すでに妊娠していてまわりもそれを知っている場合は「遠慮して」と言うこともできますが、妊活中だとタバコの害の深刻さをわかってもらえなかったりします。

特に女性は、仕事先の男性に「タバコ吸わないでください」って言いにくいですよね。

一応「吸ってもいい?」と聞いてくれる人もいまずが、そこで「ダメです」って言えますか?

受動喫煙は深刻にも関わらず言い出しにくいというやっかいな問題です。

防ぐには「なるべくその場に行かない」のが一番です。

まわりのタバコを気にしてストレスが溜まるのもよくないですから、ランチに行く時は分煙している店を選んだり、喫煙者の多い飲み会はお断りするなど、できることから実行していきましょう。

「妊娠したらやめられる」は幻想です

「妊娠したらやめられる」は幻想です

お酒もタバコも、妊娠したら勝手にやめられる!と思い込んでいませんか?

確かに、妊娠すると赤ちゃんのことを考えて一気にお酒やタバコに興味がなくなる人もいます。

しかしそんなにうまく気持ちが切り替わらない人も多いです。

特に妊娠中は環境や体質の変化からストレスが溜まりやすい時期です。

ふだんから「ストレス解消はお酒かタバコ」という人は、ダメだとわかっていても手が伸びてしまいます。

赤ちゃんの健康を望んでいないわけではないけれど、どうしてもやめられない。

世間は妊婦の飲酒や喫煙に厳しい目を向けます。

身内に直接注意されることもあるでしょう。

そうなると「やめられない罪悪感」がストレスを生み、さらにやめられなくなる、という悪循環におちいります。

妊娠中のストレスでアルコール依存症になってしまう女性もいるのです。

もしあなたがストレスに弱いタイプならなら、妊娠前から少しずつ生活習慣を見直すようにしましょう。

タバコやお酒の量が増えるのはあなたの意志が弱いというより、ストレスの元を抱え続けているために起こります。

ダイエットと同じで無理な禁煙、禁酒はリバウンドを生み、さらに悪化させてしまうことも。

お酒やタバコの問題より先に、ストレスを感じる原因について、どうすればそこから抜け出せるのか考えてみてください。

特に睡眠不足や多忙、朝食抜きなどのかたよった食生活はストレスを感じやすくなります。

「やめなければならない」と自分をいじめるのではなく、自分をいたわるにはどうすればいいかを考えることが先決です。

家族も一緒にやめた方がうまくいく

あなたがタバコを我慢しているのに目の前で家族がぷかぷか吸っていたら、やっぱり吸いたくなります。お酒も同じです。

特にタバコは受動喫煙の問題もありますから、一緒に生活している家族にもやめてもらうのが一番いいのです。

タバコはやめてから1~2週間はニコチン離脱症状という禁断症状が現れることがあります。

イライラしたり、眠くなったりしてタバコが吸いたくなります。

そのピークを過ぎると徐々に落ち着いてきますが、そこで「1本だけ」と吸ってしまうとまた脳がニコチンを求める状態に戻ってしまいます。

イライラした時のストレス解消法を考えたり、食後に口さみしい時は歯を磨いたりするなど、タバコがない状態で過ごせるようにしていきましょう。

まわりの意見は当てにならない

今、20代~30代女性の喫煙が増えています。

ちょうど妊娠する時期とも重なるため、身近に「妊娠中もタバコを吸っていたけど健康な赤ちゃんが生まれた」という人や「お酒は少しぐらいならいいと医者に言われた」という人も出てきます。

お医者さんはもちろんタバコやお酒の害を知っていますが、「やめることが大きなストレスになるくらいなら、少しはいい」と言う人もいます。

お腹の赤ちゃんにとって母親のストレスは大敵ですから。

しかし先ほども言ったように、お酒に関しては「このぐらいならOK」という適量はありません。

タバコも運良く赤ちゃんに影響が出ない人もいますが、有害なことは明らかです。

人間は悩んだとき、自分に都合のいい意見を聞いてしまいがちです。

まわりの話を聞いて「意外とみんな大丈夫なんだ」と油断し、もし赤ちゃんに何かあったとしても、誰も責任はとってくれません。

あなたの赤ちゃんを守れるのは、あなたしかいないのです。

まずは知識を持って、行動に移す準備をしよう

まずは知識を持って、行動に移す準備をしよう

お酒もタバコも妊娠したらやめるのが当たり前。

そんな社会の考え方は、「わかっているけどやめられない」母親にとってプレッシャーとなります。

妊娠した女性が禁酒・禁煙できない理由のひとつに「リスクをよく知らない」というものがあります。

なんとなく良くないというのはわかるけれど、具体的にどうなるのか知らないため危機感が持てないのです。

もう一度、お酒とタバコが妊娠中、赤ちゃんに与える影響を見ておきましょう。

妊娠中の飲酒による「胎児性アルコール症候群」で起こる影響

・低体重などの栄養障害

・顔の奇形

・脳障害


・発達障害


・うつ病などの精神科的問題

「胎児性アルコール症候群」の防ぎ方

・禁酒する、または飲むのを週1~2回に減らす

・空腹時に飲まない


・早いペースで飲まない


・たくさん飲まない


・強いお酒を飲まない

妊娠中の喫煙により起こる影響

・死産、流産のリスクが増える

・赤ちゃんに栄養が行きにくいため低体重で生まれたり、脳や心臓などに障害が起こる

・母子ともに命の危険をともなう、出産時の大量出血の原因を作る


・赤ちゃんが突然死んでしまう「乳幼児突然死症候群」を引き起こす

お酒もタバコも「このぐらいの量なら大丈夫」というのはありません。

少しの量でも影響が出てしまう人もいれば、そうでない人もいます。

また、一人目の赤ちゃんが問題なかったからといって二人目も大丈夫という保証もありません。

妊娠初期は赤ちゃんの体の基本を作る大切な時期ですが、妊娠に気づかずいつも通りお酒を飲んだりタバコを吸ったりしてしまいがちです。

今後妊娠する可能性があるなら、今からでも意識して量を減らしていくことが大切です。

ストレスが溜まった時は、できるだけお酒・タバコ以外の方法で発散するようにしてください。

どうしてもやめられないなら無理しないで、なぜやめられないのか、その原因を考えた方がいいでしょう。

自分でコントロールできないと感じたら、産婦人科で相談すればいいですよ。

「やめられない私が悪い」と罪悪感を持っているかもしれませんが、ひとりで抱え込むことは一番のストレスになります。

心配症な人は特に、赤ちゃんが生まれてから何か問題があった時「妊娠中の私の行動のせいかも」と考えてしまいがちです。

そうなる前に、専門家を頼ってください。

あなたが赤ちゃんのためを思ってとった行動を、責める権利は誰にもないのですから。

(参照元:メルクマニュアル医学百科家庭版「妊娠中の薬物の使用」

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